概要
みなさんこんにはcandleです。今回はgrepの結果に色を付ける技を紹介します。
grepはファイルの中身を検索してくる便利な検索ツールです。grepは基本的に色づけはしてくれませんが、オプションを指定する事で色を付ける事ができます。
ファイルを用意する
ひとまず、適当なフォルダにsample.txtを用意しましょう。touchコマンドでファイルを作ります。
touch sample.txt
sample.txtに下の内容をコピーアンドペーストしましょう。
書き込んだら保存しましょう。
ファイルの用意ができました。
grepの表示に色を付ける
では、実際にgrepを使用しましょう。grepを使用して、「吾輩」という単語を検索します。
grep –color=always "吾輩" sample.txt
すると、「吾輩」というキーワードだけ、色がついて表示されました。
奇麗に表示されましたね。
常にgrepでの検索結果に色を付ける設定
毎度、–color=alwaysと入力するのは面倒くさいですよね。
.bash_profileに設定を書き込んでしまいましょう。cdコマンドでホームディレクトリに移動しましょう。
.bash_profileを開きます。emacsでもvim でもテキストエディアでもなんでもかまいません。私はemacsを使用しています。
emacs .bash_profile
次の様に、書き込みます。
GREP_OPTIONS="--color=always";export GREP_OPTIONS
保存しましょう。
.bash_profileを読み込んで設定を反映させます。
source .bash_profile
これでgrepが常に色づく様になりました。
先ほどのサンプルファイルがあるフォルダまで移動して、もう一度grepを試してみましょう。
grep "吾輩" sample.txt
まとめ
何気ない設定ですが、あると便利。ちょっとした見やすさは作業に影響しますから、設定しておいて、困る事はないでしょう。