概要
みなさんこんにちはcandleです。今回はMacで使われているポートの確認方法を紹介します。
ポート番号とはパソコンがインターネット(とは限らないのですが)、外部からのアクセスを受け付けている番号です。
例えば、有名なポート80番と言えば、サーバがwebサービスを提供する時に解放するポート番号です。クライアントはhttpでサーバの80番にアクセスして適切なデータをもらってくる訳です。
自分のどのポートが開いているか確認する事は重要です。もしも、使っていないポートが開いていたら、セキュリティの為にも閉じる(ポートを解放しているアプリケーションを止める)方が良いでしょう。
あるパソコンのどのポートが開いているのかを調べるのがports scanとかport scanと言われるものです。
実はポートスキャンは多少グレーなツールでむやみやたらに人のサーバのポートをスキャンするのはよくありません。
もちろん、自分のPCのポートを調べる分にはいくらでもどうぞ。
前提
Mac OSが入ったPCを持っている
ネットワークユーティリティを開く
Mac OSがSnow leopardの時はアプリケーションフォルダのユーティリティからネットワークユーティリティが起動できたのですが、Mavericksになってからは違う場所に移されました。
ファインダーでは
/システム/ライブラリ/CoreServices/Applications/
ネットワークユーティリティを起動しましょう。
画面が現れたら、タブの中から「Portsscan」をクリックしましょう。
下の図がPortsscanの画面になります。
自分のPCの使われているポートを調べる
では自分のPCのポートを調べましょう。
「オープンポートをスキャンするインターネットまたは IP アドレスを入力してください。」
というところに自分のPCを指すIPアドレス、「127.0.0.1」を入力します。
右のScanを押しましょう。結構、時間がかかります。私のは今のところ「Open TCP Port: 631 ipp」というポートが開いている事がわかりました。
ポート番号を範囲指定する
上の様に、ポート番号を指定しないとPCの全てのポートを確認するので時間がかかります。対象となるポート番号が知れているなら、ポート番号の範囲を指定した方が早く結果が出ます。私の場合はポート番号631番が分かっているので、600~700番を指定してスキャンしてみます。
「ポートを指定してテスト」という所にチェックを入れて、調べたい範囲を記入して「Scan」を押します。
今度はすぐに結果がでました。
応用
ローカル環境でwebアプリケーションを作っていると80番を良く使います。80番は人気なポート番号で、しばしば競合します。
例えば、apache、nginx、webrick、MAMPはどれも80番を指定できます。知らず知らず、apacheやnginxが同じ80番を使っているかもしれません。
ポート番号が被っているとうまく動かない場合があります。
そういった時に、ポートスキャンで調べれば問題解決につながるでしょう。
まとめ
ポートスキャンは便利です。悪用せずに適切に使っていきましょう。