概要
みなさんこんにちは、今回はubuntuにmemcachedを入れて、起動や、動作確認を行ってみたいと思います。
memcachedとは比較的短期間「key=>value」という形で値を保存するサーバです。
memcached単体ではあまり使われませんが、phpやruby on railsなどと組み合わせて使う場合が多いらしいです。
phpやruby on railsでmemcachedを使う場合はセッションやキャッシュをためておく時に使います。memcachedは簡単な値のインプットアウトプットに適しているので、そういった使われ方をします。
前提
ubuntusを使っている
memcachedをインストールする
端末を開き、
下のコマンドを入力します。
sudo apt-get install memcached
memcachedのインストールが終わりました。
memcachedの起動と停止
インストールした直後だと、既にmemcachedが動いているかと思いますが、下のコマンドでmemcachedサーバを起動します。
sudo service memcached start
止める時は
sudo service memcached stop
serviceコマンドを使った起動の仕方の他に普通にコマンドを使って起動する方法もあります。serviceコマンドでの起動は基本的に自動的に起動させる時のコマンドで、直接コマンドをたたく時は少し使ってみたい時に使います。
memcached
コマンドを実行するとスタンバイモードになります。ctrl+cを押すとコマンドが終わり、サーバも止まります。
下の様に
memcached -vv
とすると、memcachedサーバのインプットアウトプットがリアルタイムで見れます。本当に値が保存されているのかmemcachedにアクセスできているかなど確認したい場合はこれを使いましょう。
memcachedの実行の確認
memcachedが現在実行されているかどうかを確認するコマンドは下の様になります。
ps aux | grep memcached
動いていれば、下の様に出てきます。
動いているのがわかりますね。
telnetを使ってmemcacheを使用する
telnetを便利なネットワークツールで様々なソフトに対応しています。
一度、memcachedサーバを止めて、下のコマンドで起動しましょう。
memcached -vv
別のウィンドウを開いて、memcachedにtelnetで接続して無事、値が保存できるか試してみましょう。
下のコマンドでmemcachedにアクセスします
telnet localhost 11211
setコマンドでキーとバリューを保存します。
一般にsetコマンドは
set <キー> <フラグ> <有効期間> <サイズ> <バリュー>
になります。
例えばhogeというキーでfugaというバリューを保存する時は
set hoge 0 0 4 fuga
になります。
値の取り出しはgetコマンドでキーを指定します。
get hoge
memcachedサーバからログアウトは「ctrl+]」で抜けます。その後、telnetからのログアウトはqを押します。
まとめ
以上で、memcachedのインストールと動作確認でした。
この様に、ubuntuではわりと簡単にmemcachedがインストールできます。