Emacsで開いているファイルは厳密にはファイルの中身を読み取ったバッファという別のオブジェクトです。その性質上、Macやwindowsのテキストエディタでは簡単に作成できる保存前の「名称未設定」ファイルみたいなものをパパッと作ることが得意ではありません。
open-junk-fileは使い捨て一時ファイルを作成できます。
(use-package open-junk-file
:ensure t
:bind (("C-x j" . open-junk-file))
:config
(setq open-junk-file-format "~/.emacs.d/junk/%Y_%m_%d_%H%M%S.")) ;; 作成したファイルの場所とファイル名を設置
Emacsを起動して、("C-x j" open-junk-file)
コマンドでジャンクファイルを作成します。エコーエリアにファイル作成のプロンプトが現れるので、拡張子だけ入力してエンターを押します
~/.emacs.d/junk/2023_04_20_160644.js
なファイルが作成されます。
あとはEmacsで扱うファイルと同じ様に編集ができます。
~/.emacs.d/junk/%Y_%m_%d_%H%M%S.
このフォーマット好きに変更できます。
年単位でフォルダを分けたい場合は~/.emacs.d/junk/%Y/%m_%d_%H%M%S.
のようにすれば自動的にファイルが振り分けられます。
コピペした情報をひとまず貼り付けたいときや、試しにコードを書いて動かしたい時にopen-junk-fileは役に立つのでぜひ利用してみてください。